子どもにもプライドがある

昨日、ピアノレッスンに来たお友達。
教室に入って2年と少し経つ。この子は3歳後半からピアノ教室に来ました。
現在は、年長で、もうすぐ卒園です。
習いたては、大変でした。本当にこの子は音符を覚えられるのか?ピアノを弾く気があるのか?自問自答しながらレッスンをしました。だって、ずっと長い時間、椅子にすわってくれないのですから。
それでも、シール貼りながら音符を覚え、ソルフェージュしながら音を覚え、カードゲームしながらリズムを、少しずつ覚えていきました。
親御さんも、頑張って教室に連れてきてくれました。子供と私を信じて。
ある時、彼女が音符をスラスラ読み始めました。
そしてアッという間に、楽譜が読めて、弾けるようになりました。
マイペースなのに、急に弾きだして、難しい曲も、初見もできるようになりました。
あ、分かった。
この子は、私が言っていること、見せたことを全部覚えている。聞いていないようなそぶりでも、しっかりレッスンを受けていたんです。
私は、まだ年長の女の子が、自分と同じようにプライドがあり、誇りをもって生きていることに、気づきました。
心打たれ、尊敬の念が生まれました。この子の態度で、きっと大人たちは彼女を理解できず、上から目線で物を言い、押さえつけていくだろう。と思いました。
だからこそ、ピアノレッスンの時は、誇り高く、自分の信じたやり方で、やらせてあげようと思いました。
子どもだからといって、甘く見てはいけません。大人たち、痛い目に合うのは、あなたですよ!!(笑)
昨日レッスンのときに、その子は嬉しそうに言いました。
『私、ピアノやっているからって、幼稚園の合奏担当の楽器が、鍵盤ハーモニカになったよ。それで≪世界で一つだけの花≫を弾くんだ』と。
私も嬉しくなった。こんなに成長したのね。
ただギューと抱きしめてあげました。幸せなレッスンのひと時でした。
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